taremeの日常

食べることが大好きです!なので食べ物関連のネタが多いかと。

風神秘抄(下)

風神秘抄(下)★★☆ 2.5

あらすじ

惹かれあう天性の舞姫・糸世(いとせ)と笛の名手・草十郎(そうじゅうろう)。二人が生み出す不思議な〈力〉に気づいた上皇は、自分のために舞い、笛を奏でよと命ずる。だが糸世は、その舞台から神隠しのように消えた。鳥たちの助けを得て、糸世を追い求めていく草十郎の旅は、やがてこの世の枠を超え…? 四つの文学賞を受賞した、日本のファンタジーの旗手・荻原規子の不朽の名作!

 上巻で見事に思いが通じあった糸世と草十郎だが,”神隠し”によってすぐに引き離される。どうやら最後にあかされるが糸世は”現代”にとばさえるたようだ。

そして,上巻ではただの少しうるさいカラスだった鳥の王がすごく愛おしくなる。たぶん草十郎を無心に助けてあげるからだろうな。まさかの鳥×人間萌。最後にしゃべれなくなるのは悲しかった。魔女の宅急便でジジとしゃべれなくなっちゃうのと同じで世俗に生きるためには,魔力は捨てなければならないんだろうな。

 

風神秘抄 下 (徳間文庫)

風神秘抄 下 (徳間文庫)