混合性結合組織病
混合性結合組織病。
聞き慣れない方も多いと思いますが,免疫不全の病気です。
いわゆる膠原病と言われています。
免疫不全とは,ヒトは本来身体に害があるもの(細菌やウイルス)が入ってしまったとき,それに抵抗しうる機能(免疫)が備わっています。
その免疫が上手く働かなくなった状態が,免疫不全です。
膠原病では,免疫が異常に働いてしまいます。
細菌やウイルスが入ってくると,異常に免疫たちが頑張ってしまう。そうすると,本来倒すはずの細菌・ウイルスだけでなく,自分の身体の細胞たちにまで免疫が攻撃してしまう。関節の細胞が破壊されれば,関節が曲がってしまうし,内臓の細胞が破壊されれば,内臓の病気になる。
そんな病気です。
私は2010年の3月頃に関節リウマチと診断されました。病院に行く前の症状としては,あらゆる関節が痛く,熱が38.5度以上が一週間近く続いていました。
しかし病院に通っているうちに,どうやら全身エリテマトーデスの症状(顔のほほ部分だけ真っ赤;蝶斑,手先指先が白いと真っ白になる;レイノー症)が見られるようになりました。
関節リウマチも全身エリテマトーデスも膠原病に含まれます。
膠原病の中の複数の症状をもっているので,私は途中から混合性結合組織病という病名になりました。
関節リウマチから,混合性結合組織病に変わったことでの大きな変化は,薬が変わった(増えた)ことです。
関節リウマチの時は,非ステロイドの免疫抑制剤(リウマトレックス)のみ使用していました。
しかし,全身エリテマトーデスはこの非ステロイド免疫抑制剤は効かないそうです。
そこで,ステロイドも追加して服用することになりました。
リウマトレックスもステロイドも免疫が異常に反応してしまうのを押さえる薬です。ただ難点があって,押さえすぎてしまう。つまり,細菌・ウイルス,ウエルカム状態。
なので人一倍風邪・インフルエンザには気をつけなければなりません。
またステロイドなのですが,副作用の多い薬として有名です。なぜ症状が抑えられているかわからないが,なんだか抑えられているから使いましょう!という中々大ざっぱな薬なので,副作用もそりゃでますよね。
有名な副作用としては,太りやすくなってしまうこと,顔がぱんぱんになるムーンフェイスが挙げられます。これは,なるべくなら避けたいのが女心ってものです。
ただ,大量(30mg以上)を長期間服用すると,でてきやすい症状らしいので,なるべくその量を飲まなくていい状態にはしておきたいものです。
また,ただ飲むだけで太るというよりも,食欲増進効果がステロイドにはあり,食べてしまうので太ってしまうようです。なるべく食事には気をつけていきたいと思います。
とりあえず,持病である混合性結合組織病については以上です。
2週間前に1ヶ月程度入院しました。40度以上の発熱が1週間ちかくつづきました。
昨年も同じような症状で夏頃に2回入院していたのですが,今年も入院してしまいました…
また,退院した今も若干身体が本調子ではありません。
ものすごく楽観主義な私ですが,さすがに病気に向き合わねばと思い,このブログを始めた次第です。自分の病気を見つめ直せればなと。
長ったらしく,堅苦っしく書きましたが,とりあえず元気になりてぇ!元気になっておいしいもの食べてぇ!って感じです。
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